フック・モデルについて考える。【トリガー編】

Date
Mar 5, 2019
(フックモデルの)各フェーズについて再考することで、提供しているサービスやプロダクトへの理解を深めたいと思い、各フェーズのまとめとか、考えたこととかを残せられたらなと思います。
最初はトリガー。

トリガーって?

人は習慣的な行動をとる際に、その行動をしたくなる(程度の差はあれど)衝動に駆られています。
この行動を駆り立てるキッカケや原動力となるものをトリガーと呼びます。
トリガーには2種類あります。
  • 外的トリガー
  • 内的トリガー

1. 外的トリガー

外的トリガーは、ユーザーに次にとってほしい行動(アクション)を明示的に伝えるためのトリガーです。
Webサービスなら、メール配信や、プッシュ通知などがよくある外的トリガーではないでしょうか。

2. 内的トリガー

単純にプロダクトが提供するトリガーに限った話ではなく、ユーザーを取り巻く周囲の環境には多いに外的トリガーは存在します。
Instagramなら見栄えのよいご飯を食べに行った時とかですね。
"おいしそうで見栄えのよい食事"という(外的)トリガーは、ユーザーの「今この瞬間を切り取って、みんなにシェアしたい🤗」「オシャレな自分を演出したい😏」といった感情という更なるトリガーを呼び起こします。
これが内的トリガーです。
内的トリガーは、ユーザーの感情に結びついていることが多いようです。
ユーザーの感情を利用して、次にとって欲しい行動を連想させるためのトリガーは内的トリガーです。
このユーザーの感情はポジティブなものかもしれないし、ネガティブなものかもしれません。
いずれにしてもユーザーは、「この感情をどうにかして処理したい!解決したい!」と思っています。
このポジティブ・ネガティブな感情(もしくは欲求)について理解し、解決してあげることがプロダクトを設計する上で重要なポイントとなってくるはずです。
ユーザーの痒いところを適切な強さでかいてあげることが大事です。
それを何度も繰り返すことで、ユーザーはまた痒くなったときに、自然と同じ手段をとるようになります。
これで習慣化のできあがり。というわけですね。
では、習慣的に利用されるようなプロダクトづくりのために、僕たちがやるべきなのは...ユーザーの感情に寄り添う。
…当然といえば当然ですね。
ここで気をつけないといけないのは、注目するのは、あくまで"ユーザーの感情"であるということです。
プロダクトの特徴などではありません。
エンジニアだと使っている言語とか技術とか。そういうのに注目してしまいがちですよね。
別にそれが悪いことだとはまったく思っていません。
「ユーザーにプロダクトを習慣的に使ってもらうためには、ユーザーの感情理解の方が、その他のものよりは優先度が高いのでは?」と言っているだけなので、視点が異なるかなと
(サービス・プロダクト次第なところではありますが。)

言うは易く行うは難し

「ユーザーの感情に寄り添え。なんてことはわかってる。けど実際にどうやればいいのかよくわからない。」と思っている人ってけっこういるのではないでしょうか?
「ユーザーの感情・欲求の根源を明らかにしたい。でもどうすればいいかよくわからない😭」という(僕を含めた)人におすすめの方法が本章では紹介されていました。

1. 成功したプロダクトを分析すること

すでに習慣を作り上げることに成功したプロダクトに隠された様々な要因を明らかにすること。
たしかに、これはよい練習になります。
実際に本書を読み終わった後、(ITサービスに限らず)いろいろな事象に対して
「あ。これがトリガーになってるな。」とか。
「このサービスは、どういうユーザーの問題を解決しようとしているのだろうか。」とか。
といったことを考える機会が増えたように感じます。
成功したプロダクトが、ユーザーの抱える問題をどうやった解決したのかを理解する。
この分析が、ユーザーの深層心理を読み解く練習になると本書では書かれていました。

2. "なぜ"の問いかけ

ユーザーが習慣的にプロダクトを利用するようになるには、内的トリガーを引くことが必須になってきます。
この問いかけによって、ユーザーの抱える問題の本質や、その解決策が明瞭になりやすくなるでしょう。
詳しくは別のnoteにあったのでそちらを。
(実際に会社のサービスに対しても考えたりしてみましたが、ここに載せるのはやめておきます。)